24 Mar 2018
前回の記事に引き続き、「先取り学習の是非」シリーズ第2弾!
私が「先取り学習」を息子にさせるべきかどうか?
考え始めたキッカケは「中学受験」でした。
夫と私は、息子に公立中高一貫校に行ってほしいなぁ・・・と漠然と考えていて、とすると中学受験をする必要があるんですわ。
※ホント、夫と私は性格も趣味も結構違うのに、根本的な価値観は驚く程に同じなんだよな
しかし、夫も私も中学受験なんてしたことがないので未知なる世界です。
ただ、中学受験本を読む限り、中学受験生活はかなりハード。
※本は私立中学受験を前提として書かれているもの(以下の内容も同じ)
親としてはそのハードな生活を少しでもラクにするにはどうしたらいいか?って考えますよね。その結果、「先取り学習」をすれば少しはラクができるのではないか?と思ったんですよ。
結局、塾のカリキュラムも6年生の内容を5年生までに学習するみたいだから、低学年から少しずつ「先取り学習」をしていればラクじゃない?って。
さらに、小学生になって勉強をスムーズにさせる為には、小学校入学前に何かしておいた方がいいのかな?と考えるのはごくごく自然の事だと思います。
現に、幼稚園児からガッツリ色々と知的教育をされている方も多々いますよね。
で、考えた結果、我が子に幼稚園時代に「先取り学習」をする必要はない!という結論に至りました。
じゃあ、小学校低学年での「先取り学習」は必要か?
これも私なりに結論がでました。
小学校低学年に先取り学習は必要ない!
※但し、本人が自主的に勉強する分にはどうぞどうぞ
中学受験本にも、受験勉強は新小4(小学3年生の2月)からでいい、と書いてあるし、殆どの育児本でも、小学校低学年までは「実体験」をさせることの方が大事!と書いてあるんですね。
これが結論なのは分かっているけど、どうしても自分の中で腑に落ちなかった・・・
だけど、ようやっとこれらの本当の意味が私の中で分かった気がします。
「先取り学習」は、いずれやることを先に知っておく、ってことですよね。早い話、学年相当になれば皆できるようになることです。
1歳児に英語を教えて、数か月後に「apple」と言えるようになったとする。1歳で英語が喋れるなんて凄い!って思いますよね。でも、3,4歳児に「りんごは英語でappleって言うんだよ」と教えたら、瞬時に言えますよね。
多分これと同じ。
結局、受験本番までに合格するレベルに持っていけばいいだけで、「先取り学習」は無駄に時間を使う可能性が高いのではないか?と思ったら腑に落ちました。
それならその時間を勉強以外の習い事に使ったり、遊びやレジャーに使った方が人生が豊かになるよね、と。で、その中で学んだことが「実体験」として勉強に繋がっていく・・・これが、育児本で言っていたことなのかもしれない!と納得しました。
結局、10歳くらいにならないと論理的思考をしたり、抽象概念を理解することができないなら、低学年のうちにできる「先取り学習」はたかが知れている、ってことですね。
そうは言っても、学年相当の家庭学習や学校の勉強で分からないところがあった場合はキッチリ復習させる必要はあると思います。低学年のうちは勉強する習慣づけが大事なのかな、と。
結局、中学受験で難関校や最難関校に受かるような優秀なお子って、自分で勉強する意義を見いだせていて、かつ、勉強が楽しい!と思えて自主的に勉強する子、のような気がする。
ってことで、受験に勝つ子は早熟な子ってことなんですけど、我が息子はどうなることやら・・・
今現在、新年長さんであるにも関わらず、お気に入りの絵本は「こどもちゃれんじほっぷ(年少レベル)」ですからね。先取りどころか後戻りですわw
息子の気持ちや勉強レベルが中学受験までに間に合いそうになかったら、高校受験や大学受験で頑張ってもらおうと思います。ただ、中学受験はしなくても、高学年になったら受験勉強はしてもらいたい・・・なぜなら、公立小の勉強量だけでは足りないから。
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