1 Apr 2018
『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ』を図書館で借りて読んでみました。
著者は認知症の研究をしている大学の教授ということで、脳の発達具合から、その時々で最適なことを子どもに与えよう!という観点から書かれた育児書です。
具体的には・・・
- 0歳からは、図鑑・絵本・音楽
- 3~5歳は、音楽・運動
- 8歳~10歳は、英語(語学)
- 10歳~思春期は、コミュニケーション能力
というのが、子どもの脳の成長に合っていて、ストレスなく取り組める事なんだそうな。
他の本にも「臨界期」という言葉で似たような内容の本や記事を良く見かけるので、知っていることもあったけど、0歳からの「図鑑」と、10歳以降の「コミュニケーション能力」は初耳でした。
3歳くらいで好みが出てくる前に、0歳から色々なものを周りに置いて、その状況が当たり前にしておくと、えり好みなく好奇心が伸ばせるね!ということです。
「賢い子」=「好奇心のある子」
だから、親が子どもの好奇心をキャッチするのがポイント。
そして、10歳以降のコミュニケーション能力も、他の育児書で、9歳までは他人の立場に立って物事が考えられないワガママな生き物、という感じのを読んだこともあるので、ここと繋がっているのね、と納得。
今までの育児書で見知った事を、脳の成長観点から分かりやすく書かれている本だな、という感想です。
この他にも面白かったポイントがコレ。
これはもうね、見れば分かる。
女の子の方がシッカリと文字や文章、絵を書く印象があるもん。
これは良い情報です。
両親の頭脳がパッとしなくても、環境を整えれば子どもは賢くなる可能性がある。
これはよく言われることではあるけれど、本当に寝る直前がよくて、「暗記をしたから寝ようっと、あ!その前にスマホでもみよう♪」これはダメ。余計な情報を入れずに寝る、これが重要。
当たり前なんですけどね・・・
具体的な方法が書いてあったのがGOOD!
本人が無駄、と気が付くのが大事。
その為にはゲームよりも楽しい事があることを親が率先して提供する必要アリ。子どもに響いてなくても根気よくやるべし!
子どもの好奇心をくすぐるようなものがいいね。
子どもの好奇心を広げてあげるように親も行動すると、親の認知症対策になるから頑張れ!
こんな感じです。
脳の発達という医学的根拠を育児に結び付けて、非常に分かりやすくとっつきやすく書かれている良本だと思います。
習い事を何にしようかな?いつから習わせるのがいいかな?と悩んでいるママさんは、脳の発達の観点から決めてみてはいかがでしょうか?
ちなみに現在5歳の息子は、体操・水泳・サッカー・絵画をやっている。
音楽は臨界期が4歳と知っていたけど、本人があまり食いつかなかったので却下。
図鑑はそこそこリビングの本棚に置いてある。
今のところ環境はそこそこ整えてあると思われます。
後は小学校2年生くらいになったら英語について考え始めればいいかな、と。
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