27 Dec 2017
「今の時代は当たり前のことができれば周りと差がつけられる」
こう言ったのは我が夫である。
確かにこれは的外れではないと私も思う。
例えばレジに商品を持っていった時に普通は店員に「いらっしゃいませ」って言われますよね。でも、言わない(言えない)店員もいるわけで。
挨拶を当たり前に出来る人と、挨拶をしない(できない)人、どっちが良いか?と言われたら・・・答えは明確ですよね。
公園でボールを拾ってあげた時に無言の子もいれば、「ありがとうございます」と言える子もいる。もう既にこの時点で周りに与える印象の差が出てくるわけで、こういうのが積み重なって人生における差が開いていく、そんな気がします。
現在、高濱正伸先生の本を読むのがブームの私。
今回は『「生きる力」をはぐくむ子育て 10歳までが勝負!』を読んでみました。
10歳からは人格も形成され、親にも反発心が芽生え始め、段々と手を放す年頃になってくるようで、親が十分に関与できる年齢が9歳いっぱいまでだ、ということが薄々分かってきた今日この頃。10歳までにしてあげるべきことは何なのか?を知りたくて図書館で借りて読んでみました。
この本の言い分は主に2つ。
外遊びを十分にさせるべし!とお父さんは子どもと遊べ!
まぁ、目次を見るとこれ以外にも言い分はあるんですけど、私は上記2つが印象に残りました。後は、最近はキチンとしつけをしていない親が多いから子どもがダメになるんだ的な内容ですかね。
そう、この躾部分が、「今の時代は当たり前のことができれば周りと差がつけられる」と言った夫の言葉とリンクしている気がします。
便利になったことにより、生きる力が失われていく。
だからこそ幼少期はアナログ時代に生きようよ!そんなメッセージをヒシヒシと感じました(私が感じただけで、高濱先生の主張は別のところにあるのかもしれませんが)。
本を読んでいると「そうそう、私もそう思うのよ」と共感できる部分が沢山あります。「叱らない育児」を真っ向批判している感じとでもいいましょうか。
「あらあら、うちの子やんちゃで~」とか言って悪いことをしていても微笑ましい目で放置する親もいれば、周りに迷惑をかけないようにと厳しすぎる親もいるわけで。
この塩梅が難しく、この塩梅ができるような子育てが理想なんだよな、と考えさせられる1冊でもあります。
どの育児本を呼んでも結局は同じ結論で、外遊びとそれを通した実体験、が幼児期には重要ってことを再認識させられます。
子どもをどう躾けたらいいんだろう?と悩んだときにズバッ!と答えてくれる、そんな印象な本です。
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