9 Dec 2018
現在、幼稚園年長の息子が来年度から小学校に入学する、ということで、こんな本というかテキストを買ってみました。
『小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本 親子で学べて一生使える!』
最近は、小学校の授業のみならず家庭学習がマストであり、母親は「先生」としての役割も担わなければいけないらしい昨今。
脳が退化し、小学校の算数なんてスッカリ忘れている私としては、今から少しずつ勉強しなければならないなという危機感を抱いたため買ってみました。
中身を見てみると、小学校1年生なんて「足し算」「引き算」くらいしか書かれていなかったのですが、ここで問題なのが賛否両論ある「さくらんぼ計算」なわけですよ。私も知っているけど、この計算って面倒だよね・・・
例えば、コレ。
「8+7=15」っていうやつ。
この計算をする時、8を10にするために7から2を借りてくる。
そんんでもって、10+5にして15って出すらしい。
単なる2つの数字の足し算なのに、「10-8」「7-2」という計算をしなけれなならない。足し算をしているのに引き算もしなければならない。
ちなみに息子は「8+7」は指で数えて15と出します。
前に息子が足し算ワークにはまっていた時に、「さくらんぼ計算」もチラッと教えてことがあるのですが全く理解ができていませんでした。
確かにこの考え方だと「繰り上がり」とか「繰り下がり」は理解しやすいかもしれないけど、2桁以上の足し算引き算の筆算になった場合、結局指を使った方が早いだろうし、「さくらんぼ計算」をやっていたら余計に頭が混乱しそうだ。
この数字の分解に慣れさせることにより、「62×7」という問題に直面した時に「60×7」と「2×7」で計算した方がラクだな、とかそういう発想を持とう!ってことなのかもしれないけど、「さくらんぼ計算」の強要は止めた方がいいよねと思う。
「さくらんぼ計算」って誰が発案したの?と調べたところ「TOSS」という単語にぶち当たり、これまた最近賛否両論あると言われてる「二分の一成人式」もその「TOSS」が絡んでいるという。
この記事が非常に面白いんです。
⇒二分の一成人式とママへの感謝が育むもの
話は算数のテキストに戻り、ザッとテキストを見てみると小学校5年生のウェイトがかなり重そう。ボリュームもあるし、内容もグッと難しくなる。ここを乗り切れば6年生はそんなでもないかな、という印象を受けました。
とりあえず、足し算・引き算・掛け算・割り算(整数、小数点、分数等)はシッカリ定着させて望まないとつまずきまくるわけで。少なくとも低学年のうちは該当学年の計算はキッチリマスターさせておかねばならない!
私自身、小数点の割り算なんて忘れていましたよ。特に「あまり」があった時の小数点のつけ方。この先、もっともっと忘れている単元がボロボロと出てくること必至です。
一単元2ページ構成なので、ザッと復習したり、子供に聞かれた時の教え方を学ぶにはいいかもしれないけど、先取り学習に使えるかといったら微妙だな・・・
話は「さくらんぼ計算」に戻り、検索してみると、何気に「さくらんぼ計算」でつまずく1年生が多いようです。特に「さくらんぼ計算」をせずとも計算できちゃう子は計算スピードも遅くなるし、わざわざ分かっている計算を何故回りくどくしなければいけないのか?と思うそうです。
テストで「さくらんぼ計算」をしないと答えは合っていても減点にされることもあるようなので、幼稚園児に計算の先取りをさせるなら、答えが10までの足し算に重点を置いた方がいいのかもしれない、と思いました。
後は、パズルみたいなものをやらせて数量感覚を身に着けておくのも悪くない。
そんなこんなで、親がザッと今時の小学校の算数ってどんな感じなんだろう?と知るにはとてもいいテキストだと思います。レビューが高いのも納得です。
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