27 Apr 2017
毎朝、息子の優雅な時の流れに若干イラッとする私。
幼稚園のバスが遅バスになって時間には超ゆとりがあるにも関わらず、朝の身支度を息子1人でやってもらおう計画により毎朝ギリギリになってしまうのです。
「子ども相手の時は時間にゆとりをもって接しましょう」
ってネットや育児書にシレッと書いてあるじゃないですか!?
親が時間のゆとりを持って接しても、子どもがゆとりを持って身支度をしてくれるか?
と言われたら・・・我が子に限って言えばNO!ですよ。
時間にゆとりを持って接するとこうなった
我が家の朝は9時35分過ぎに家を出ればいいので、9時頃から「幼稚園の準備をして」と声をかけています。
「幼稚園の準備をして」という抽象的な言葉では分からないかな?と、「体操服に着替えて」「幼稚園のカバンに道具を入れて」と具体的に言っています。
しかも、体操着は出してあるし、カバンに入れる道具はカバンの前に並べて置いてあるので息子はカバンに入れるだけです。これだけなんだから、サッサとやってくれば5分・10分で出来ることなハズ。
にも関わらずやらないんですよね。。。
すぐに気が散って他のことをやり始めるし、気分が乗らない時は寝室に行って布団を出してゴロゴロしていますからねorz
とにかく「やらない」んです。
時間にゆとりを持って接しても、私がギャーギャー言わないとやり始めないんです。
そこで、時間感覚を持ってもらおうと時計を息子に意識させることにしました。
時計を見て行動してもらう事を取りいれた結果
息子にも時間間隔はあると思います。
朝食時、一時期止めていたけれど、今はEテレを付けています。
Eテレのこの番組が終わったらテレビを消す(今は8時55分)、その頃には朝食を食べ終えていなければ母親がうるさくなる、というのは分かっているようです。
問題はテレビを消した後。
ここから時計を登場させています。
時計の「1」が「5分」、「2」が「10分」という細かいことはどうでもいい。
今は「長い針が7に来たら靴を履いて家を出る」という風に教えています。
「長い針」と言ったら、息子は最初「秒針」の事と思ったようですが、今は「長針」の事だと理解してくれている・・・はず。
だもんで、「長い針が3になるまでに着替えて、カバンに道具を入れてね」と指示しています。大体9時に言い始めるので15分は息子に任せています。
で、長い針が「2」に来ても全くやり始めない時は、もう1度声をかけます。
この時は「パジャマを脱いで体操着に着替えてね」とより具体的に指示を出し、それでも微動だにしない時は「パジャマのズボンを脱いでね」と言っています。
そして、長い針が「3」になるまで放置するのですが・・・やらないよねぇ~orz
結局、長い針が「4」になって私にガミガミ言われながら「おかーさん、着替えるの手伝って・・・」と言って着替えることが多々あります。
そう。
時計を見せてカウントダウンをしたところで、我が息子には響かない。
ただ、家を出た後に「バスに乗り遅れちゃうから急げ~!」というと「大変だ~!」と言いながらバタバタ走っているので、丸っきり分からないこともないのですが、時間(時計)と行動が結びつかないのかな?と。
時計を見て時間の間隔を養う時の問題点
小学生の子を持つ友達がこんな事を言っていました。
子どもが小学校1年生の時の初めての授業参観日でのこと。
先生が「この問題を解きましょう」と生徒に言ったら、1人の生徒が「先生、(授業終了まで)後10分しかないから、その問題を解くのは無理だと思います」と返答したそうです。
友達はこの生徒の発言にとても驚いたんだとか。
この発言の中には、「授業が何分に終わるか把握している」「今の時間を把握している」「その時間の差を理解している」「問題を解く時間がどれくらいかかるのか想像できる」という色々な要素が混じっているわけですよね。
当時、友達の子は授業が何時に終わるのかも把握していないんじゃないかな?レベルだったようで、この生徒の発言にかなり驚いたそうです。
ちなみに、この発言をした子は、息子と同じ幼稚園出身者だそうな。ってことは、息子も小学生になればそのレベルになるのか??いや、その子の資質だろうな・・・
話は戻り、この話を思い出し、4歳で時計を見て「あ、今この時間だから急がなきゃ!」という時間感覚を身につけるのは難しいかもな・・・と思ったんですよ。
その時間までにやらないとペナルティ(不都合)がある、ということを子ども自身が身を持って体験しないとダメなのかもしれない。
だって、長い針が「3」になるまでに幼稚園の準備が完了していなくても息子には何の支障もないもんね・・・母親がうるさいな、くらいでしょうか。
一応、幼稚園の準備が完了したら長い針が「7」になるまでは遊んでいい、ということにしていて、遊ぶ時間が減るというのがペナルティと言えばそうなんだけど、「別に・・・」って感じだもんな。
たとえ幼稚園バスに乗り遅れても、母親が幼稚園まで送るだけで息子が困るわけでもなく、むしろ母親のペナルティってだけだし・・・
時間までに家を出れたらご褒美作戦
ペナルティが効かないならご褒美作戦はどうか?と、試しにやってみました。
「長い針が「6」で家を出られたら、広場でサッカーしよう♪」
これは心に響いたようで、「行こう♪行こう♪」と自ら進んで支度をやってくれました。
「我が家⇒広場⇒バス停」というルートなので出来るワザなのですがね。
しかし、サッカーする時間があるなら直接幼稚園に送った方が早いな、とも思うけれど、母子のコミュニケーションの時間と思えばこれもアリなのかもしれない。
さすがに年中さんなので、「バスが来るから、そろそろ終わりね」と言えば素直に止めてくれるので使える手でもありますね。
4歳児に時間の感覚を身につけさせるにはどうしたらいいか?
ズバリ!
時間間隔が分からぬなら、分かるまで待とう、ホトトギス
これしかないのかもしれません。
時計を見て行動するのは意外と難しいもんなんだな、とこの記事を書きながら思いました。
4歳児でも少し教えれば分かる子も沢山いるとは思うけど、我が息子はそのレベルにはまだまだ達していないようです。
とりあえず気長に「長い針が〇までに××してね」を繰り返して行こうと思います。
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